要約: RoHSはEUで販売される電気・電子機器に含まれる10種類の有害物質を規制しています。ほとんどの中国工場はRoHS準拠の製品を生産できますが、準拠を証明するには試験証明書が必要です。費用:500ドル~3,000ドル。試験所要期間:5~10営業日。
RoHSとは?
RoHS(有害物質使用制限指令、Directive 2011/65/EU、RoHS 3 / 2015/863により改正)は、EUで販売される電気・電子機器(EEE)への10種類の有害物質の使用を規制しています。その他多くの国でも同様の規制が導入されています(中国RoHS、韓国RoHS、UAE RoHS)。
規制対象物質
| 物質名 | 最大許容濃度 | 主な含有用途 |
|---|---|---|
| 鉛(Pb) | 0.1%(1000 ppm) | はんだ、塗料、PVC安定剤 |
| 水銀(Hg) | 0.1% | スイッチ、LCDバックライト |
| カドミウム(Cd) | 0.01%(100 ppm) | 電池、顔料、メッキ |
| 6価クロム(Cr6+) | 0.1% | 防食コーティング |
| PBB | 0.1% | プラスチック用難燃剤 |
| PBDE | 0.1% | プラスチック用難燃剤 |
| DEHP | 0.1% | PVC用可塑剤 |
| BBP | 0.1% | 可塑剤 |
| DBP | 0.1% | 可塑剤 |
| DIBP | 0.1% | 可塑剤 |
RoHS準拠を確保する方法
- 原材料申告の要求: 取引先の中国サプライヤーに、すべての部品の材料組成データを提出してもらいましょう。
- 第三者機関による試験: 製品サンプルを認定ラボ(SGS、TÜV、Intertekなど)に送付し、XRFスクリーニングおよび化学分析を実施してもらいましょう。
- 部品レベルでの準拠確認: 個々の部品(IC、コンデンサ、ケーブル、プラスチック部品など)すべてがRoHSに準拠していることを確認しましょう。
- 文書の保管: 試験報告書およびサプライヤーの申告書類は10年以上保管してください。
試験費用
- XRFスクリーニング(非破壊): 均質材料の基本的なスクリーニングの場合、200ドル~500ドル。
- 完全化学分析: 全規制物質を対象とした破壊試験の場合、1,000ドル~3,000ドル。
- 部品レベル試験: 部品1点あたり50ドル~200ドル(PCB、ケーブル、プラスチック筐体など)。
- 製品全体試験: 複数の素材種別を含む完成品の場合、1,500ドル~3,000ドル。