信用状(L/C):中国貿易における仕組み
簡易定義: 信用状(L/C)は銀行による保証付きの支払い手段です。買い手の銀行が売り手の銀行への支払いを保証しますが、売り手が合意通りに商品が出荷されたことを証明する適合した船積書類を提出した場合に限ります。
L/Cの仕組み
- 買い手と売り手が契約でL/C支払い条件に合意します。
- 買い手が取引銀行(発行銀行)にL/Cの開設を申し込みます。
- 発行銀行が中国にある売り手の銀行(通知銀行)にL/Cを送信します。
- 売り手が商品を製造し、出荷します。
- 売り手が船積書類(B/L、インボイス、梱包明細書)を自身の銀行に提出します。
- 書類に不備がない場合、売り手の銀行が売り手に支払いを行います。
- 発行銀行が買い手の口座から代金を引き落とし、通関手続き用の書類を交付します。
L/CとT/Tの比較
| 比較項目 | L/C | T/T(電信送金) |
|---|---|---|
| 保護 | 双方(銀行保証付き) | 限定的(第三者保証なし) |
| コスト | 注文金額の1~3% | 送金1回あたり25~50ドル |
| 手続きの複雑さ | 高い(銀行提出用書類が必要) | シンプル |
| 最適なケース | 大口注文(5万ドル以上)、新規取引先 | 既存の取引先、小口注文 |
L/Cを使用するケース
- 今まで取引したことのない仕入れ先との5万ドルを超える注文の場合
- 最大限の支払い保護が必要な場合
- 仕入れ先がL/Cを要求する場合(一部の大規模工場が好みます)
- 適合した書類が必要な規制対象商品を輸入する場合