AQL検査レベルについて解説
簡単な定義: AQL (Acceptable Quality Level) は品質検査で用いられる統計的サンプリング手法です。ロットから検査するユニット数と、出荷を却下するまでに許容される不良品数を決定します。
AQLの仕組み
- ロットサイズを定義: 生産ロット内の総ユニット数です。
- 検査レベルを選択: 通常は一般検査レベルII(標準)が使用されます。
- サンプルサイズを確認: AQL表を参照することで、検査が必要なユニット数がわかります。
- AQL基準を設定: 一般的に重度不良にはAQL 2.5、軽度不良にはAQL 4.0が適用されます。
- 検査を実施し不良品を計測: 不良品数が許容数を超えた場合、ロットを不合格とします。
一般的なAQLレベル
| AQLレベル | 意味 | 用途 |
|---|---|---|
| AQL 0 | 致命的な不良に対してゼロ許容 | 安全上の危険、電気的な危険性がある製品 |
| AQL 1.0 | 非常に厳しい基準 | 高額製品、医療機器 |
| AQL 2.5 | 業界標準 | ほとんどの消費者向け製品。重度不良のデフォルト基準です。 |
| AQL 4.0 | 緩和された基準 | 軽微な外観不良 |
サンプルサイズの例(AQL 2.5、レベルII)
| ロットサイズ | サンプルサイズ | 許容数 | 不合格数 |
|---|---|---|---|
| 501–1,200 | 80 | 5 | 6 |
| 1,201–3,200 | 125 | 7 | 8 |
| 3,201–10,000 | 200 | 10 | 11 |
例: 2,000ユニットのロットの場合、125ユニットを検査します。重度の不良が7個以下であればロットは合格、8個以上であれば不合格となります。