DDP(仕向地持込渡し)とは何ですか?
簡易定義: DDP(仕向地持込渡し)とは、売り手がすべての責任を負う取引条件のことです。商品代金、運賃、保険、輸入通関手続き、関税支払いをすべて含み、全費用が支払われた状態で商品を買い手が指定した場所に配送します。
中国調達におけるDDP
工場が「DDP ニューヨーク倉庫」と見積もりを提示する場合、価格には以下が含まれます:
- 商品の製造コスト
- 中国の港までの国内輸送費
- 輸出通関手続き費用
- 仕向国までの海上/航空運賃
- 輸入通関手続きおよび関税支払い費用
- 指定住所までの配送費用
DDPを利用するべきケース
- 物流の手間をかけたくない場合: 生産からお客様の玄関先まで、すべてを工場が対応します。
- 小規模な注文またはサンプルの場合: 輸入通関手続きを準備する手間に見合わない小口配送の場合、DDPを利用することで手続きを簡略化できます。
- Eコマース / ドロップシッピングの場合: 消費者直接配送モデルではDDPが広く使われています。
注意が必要なDDPのリスク
- 隠れたマークアップ: 工場は関税や運賃の変動リスクをカバーするため、DDPの見積もりを15~30%ほど高く提示することが多いです。
- 関税分類のリスク: 工場が商品の分類を誤った場合、輸入者としてあなたが通関上の問題に直面する可能性があります。
- 管理の自由度が低い: 運送業者、配送ルート、通関業者を選ぶことができません。
DDP vs FOB vs CIF
| インコタームズ | 売り手の負担範囲 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| FOB | 出発港まで | 経験豊富な輸入者 |
| CIF | 仕向港まで | 初めての輸入者 |
| DDP | お客様の玄関先まで | 手間をかけたくない場合、小口注文 |